ブログ木の便り

最高の椀とは?

最高の椀とは?

漆塗りの最高峰は椀だと思います。

実用的で耐久性に優れた形や素材であります。

ただ、真面目な仕事をすればするほど手間は数倍にも膨れ上がります。

色々な漆器産地の技法を参考に、自分なりに必要不可欠な工程を取り入れてます。


何が必要なのかそれぞれの考えと思います。

それらを考え抜き、そこに最高の素材を使っております。

私の椀は木地固めの段階で、自身で精製した大子産漆を使っております。

一番初めの工程で木に漆を吸わせる工程です。

希釈など一切せず、水分量を調節した半くろめ漆です。

これ以上の木地固めは無いと、断言できます。
マグカップ 取っ手

マグカップ 取っ手

海外商品の事も含めて、新しいデザインの変更をしております。

取っ手の強度を最大限にするため曲木で作り、一本の木を曲げわっぱのように作りました。

以前より数段良くなり、強度も上がり取っ手が折れる事があません。

接合部の面にも木で補強し、接地面も増やしました。

最大の問題は、本体より取っ手に手間が掛かる......。

それをクリアすれば、ヒット商品になる気がします。
海外向け商品

海外向け商品

ここ1週間、かなり集中して仕事をしてしまい、写真を色々取り忘れました。
新作や漆木地の手配やメールのやり取り、最後はオーリングテストのお話を聞くなど、充実した1週間でありました。

五月からハードなスケジュールになりそうですが、オーリングテストによる素材や、特に化学塗料の結果になるほど!など、今まで考えに考え抜いた作品にパワーがあった事に喜びを嚙みしめております。

現段階では、最終仕上げの塗装で一般的な物を使っておりましたが、私の中で構築された考えと技法が、正しかったと背を押して頂けた思いであります。

これから余計な迷いが無く、進めて行ける気がいたします。