ブログ木の便り

削り出した脚

削り出した脚

後ろ脚と前脚を組み立てした所です。

後ろ脚がとにかくこの椅子の場合、手間と材料を使います。

ここまで来れば三割出来たと判断しております。

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作業中、今回の椅子をお客様に気に入って頂くように、

サイズや角度や面の取り方など、もの凄く探っていました。

そんな時に、mm定規でサイズを決めて行くのですが

なんかしっくり来ないので最終的にお客さんの体形や座り方を

思い出しながら決めていきました。

そんな中、ふと...。

大昔は王様や権力者の手のひらや、肘までの長さ、脚の長さを

基準として定規を作ったらしいです。

私の欲しい定規は、お客様にあるようです。

そう気づかされました。
椅子の後ろ脚

椅子の後ろ脚

今日、1日かけて、ここまでしか進まないほど

今回の椅子は難しいです。

特に後足は四方に曲線があり木組みのホゾも

工程を間違えますと基準が無くなり

取り返しのつかないことになってしまいます。

ここでもその基準を守るため、カンナで直角を保ちながら

一筆書きのように滑らかな曲線を削り出します。

これを4面繰り返して行きますが、

一つ一つの工程に意味がございます。
フォー・ユー

フォー・ユー

今の私に出来る、最高の椅子をお作りします。

この椅子のデザインをベースにお客様の身長、座り方、好み、使う場所

などを考慮して制作いたしております。

今回は肘掛とウォールナット材をご希望でしたので
ご用意いたしました。

材料も悪い所や色の良くない所を排除しております。

曲線の多い部分は杢目が曲がっている所を使い

強度が必要な部分や直線部には柾目を木取りいたしました。

ここから正確な角材にして基準を作り削り出していきます。

想像以上に難しい椅子になりますが、

貴方だけの椅子になると思います。