ブログ木の便り

おしぼり置き 和紙張り

おしぼり置き 和紙張り

茶托と同じ工程をしておりますが、茶托の木地を

先に作ってしまったので、おしぼり置きが出遅れました。

本当は、同時に同じ工程なので進めたかったのですが、

打ち合わせや、見積もりなど、作業がストップする事もあり

ストップの間、漆を乾かす時間も必要でして...。

まあ、段取り良く行かないのが手仕事かもしれません。

特に漆はゆっくりのペースの方が、乾燥に時間が掛かるため

より良い品になりますので。
茶托 裏

茶托 裏

茶托の裏を仕上げています。

漆で白っぽい粉を付けました。

何を付けたかは、とりあえず秘密として

昔から蒔き地(まきじ)と言う技法がございます。

漆を塗ってその上から、地の粉(珪藻土の粉や砥の粉)

を蒔き、漆で固めていきます。

今回は、茶托を積み重ねる可能性や、お客様のテーブルを

キズを付けないよう、あえて違う素材にしました。

地の粉ですと、硬すぎて反対側をキズ付けると思ったからです。


しかし、下地に地の子を使った漆器は丈夫であります。

適材適所。
おしぼり置き 空研ぎ

おしぼり置き 空研ぎ

木地固めした木地をサンドペーパーで磨きます。

これは木地の肌を滑らかにする意味もありますが、

次の漆の食いつきを良くするため「脚を付ける」とも言います。

塗装の基本は、必ず研ぎを次の工程のために行います。

やらないことは、まず無いです。

必ず行っております。

これも、良い物にするための見えない大切な作業です。