包丁 仮仕込み 2020/10/27 ここまで出来れば、あとは簡単です。だいぶコツも掴み、どの段階が大切なのか分かってきました。年に数回の、RINZAの注文があり並行しながら製作しております。百貨店からも展示会の依頼が来ておりますが、展示会用の作品が、まったく制作出来ておりません。腕だけが、地道に上がっている気がします。
キッチン扉 取り付け 2020/10/25 とても綺麗に出来たと思います。一時間くらいで取り付けが終わる予定でしたが、古い本体のゆがみや、重い扉に本体のフレームがズレたりし、修正に時間が掛かってしまいました。本体に止めてある金具のネジが、25年ほど使われた結果、緩みが出ていたようです。15年ほど前に、石岡市の木工所で量産型のキッチンを、制作する仕事をしておりましたので、構造が同じで、新しい金物を付け直し修正が出来ました。本体がいずれ、限界が来たとしても私がまた、対応させて頂ければ、そのままキッチンをお使いできると思います。
定番となった包丁柄 2020/10/22 刃物屋さんから、追加の包丁柄の製作依頼です。昔から包丁の柄は、水牛の角と栗の木や、イチョウの木などで出来ておりました。しかしプレス式の安価な包丁から、柄その物を作る方が少なくなり、昔ながらの包丁柄も無くなってきました。ですが、日本の手打ち包丁の切れ味は、凄まじく、私も一丁持っておりますが、果物の皮を抵抗なく剥けます。そこには研ぎも必要ですが、現在ではその切れ味に付加価値が付き、柄にもこだわりを求める方が増えてきたそうです。私が作る柄は、使用頻度や耐久性からみると、水牛の角と栗材より劣りますが、使用する方が包丁を大切にして、真剣になれるそうです。結果的に、再度、手打ち包丁の本来の魅了が、生かされたと思います。