ブログ木の便り

アリ溝

アリ溝

八の字に溝を彫っております。

手前より奥を細くすることで、差し込みを固定できる技法です。

0.2mm前後できつくなったり、緩くなったり、加減が難しいです。

漆を乾かすときに、ツクと言う物を取り付けたり、外したりするものです。

アリ手板という物です。

正直、ここまで精度の高い仕事が出来るのも、生き残れる仕事かもしれません。
粗削りと仕上げの違い

粗削りと仕上げの違い

久しぶりにRINZAの仕事を頂いたので、少しずつ進めております。

粗削りの段階でほぼ、決まります。

仕上げは、根気との勝負になります。

仕上を1つ進めてみましたが、弟子やお手伝いの方が居るといいなぁ。と思いながら作業していました。

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ふと、20代の時に欄間で(らんま)有名な富山県の井波に行った時の事を思い出しました。

そこでは職人が欄間を制作しておりましたが、お弟子さんと話す機会がありました。

「親方はいつも粗削りだけして、仕上げの方が大変なのに、ずーと仕上げの仕事ばかりなんです」

とおっしゃってました。当時は親方ずるいっすね。と会話をした記憶がありますが......。

なるほどね。今日理解した気がします。
包丁の柄 削り

包丁の柄 削り

手で削り、丸みを付けていきます。

人の手と言う物は、わずかなデコボコやザラ付きを感じる物です。

ですが、均一ではありません。

人差し指と小指では、太さも長さも違います。

柄を握った時に、真っすぐに包丁を引くことが出来るのが、正しい柄だと思います。

そして握った感触が心地よいのを、探るため手で削っております。

手で握る物を手で削る。そこに大きな意味があると思います。