ブログ木の便り

2021年9月

URUSI MAGU

URUSI MAGU

ウォールナットに黒漆で仕上げた、片手で使える漆器です。

自分自身が欲しいイメージで作りましたが、作っておいて...贅沢すぎましたね。

技術や素材も最高の物を使いましたが、外見からも良い雰囲気が出ております。

内側の塗りは、輪島塗の技術を取り入れてますので、いわゆる汁椀と同じ構造です。

さらに中をのぞくと、漆黒をイメージさせるように形状を工夫しております。

飲み干した時に、無を連想させるようにしましたが感性が強すぎる方は、ゾッとしてしまうと思います。

展示会で是非、ご覧くださいませ。

朱漆タイプもご用意しております。(これはハッピーな気持ちになれると思います。)
サインと箱

サインと箱

展示会の準備や父の三回忌が近く、ブログの方がおろそかになっておりました。

写真は約一年待っていただいたお客様の5寸(15センチ)の大振りの椀です。

今まで学んできた漆塗りを自分なりに技法を選別して、現時点で最高の漆器になっていると思います。

作り上げた責任もありサインも入れております。

以前までは何が正しいのか、何が必要なのか、手探りの状態ではありましたが、素材を見つめ直し理解することで結果として必要工程や素材の状態が分かるようになってきました。

そのことが、わかる方には一味も違う漆器に見えるそうです。
塗り直しテーブル納品しました

塗り直しテーブル納品しました

見違えるようになり、お客様から感動のお言葉をいただきました。

私も納品時にテーブルがこの家に応えた感触を覚えました。


ずいぶん前になりますが、家具店に勤めていた時に、お客様がこの板でテーブルを作って欲しいとご相談を受けました。
自分なりに精一杯製作し、その板を使ったテーブルを納品の時に、お客様の家でキラッと板が光った時がありました。

私は(光った?)と心の中で思いましたが、そのお客様が「今、光りました?」とおっしゃいました。

それを感じたのは私とお客様だけでしたが、木が応えた瞬間でありました。

その時にお客様が、「我が家に来てくれてありがとう。これからよろしくね」とテーブルに話しかけておられました。


そのことを改めて思い出させられたテーブルであります。
レベル8 以上の照明

レベル8 以上の照明

オーリングテストで上限数値をはるかに超えた照明が出来上がりました。

本当は今年の茨城デザインセレクションに「うるし紙」として応募しましたが、うるし紙という素材としては審査にならず、なんと!第一審査で落選いたしました。

保険で、とりあえず「URUSI MAGU」を応募しときましたが、それは審査に通りました。

その「うるし紙」の魅力を理解できない審査と、素材から感じることができる方との温度差に、不思議な立ち位置にいる私です。

これも展示会でご用意しますので、お客様の目で今年1番の自信作をご覧くださいませ。
やきもの漆器 新作

やきもの漆器 新作

新しい「やきもの漆器」用の皿が届きました。

9月30日から京成百貨店での展示会に合わせたつもりですが、間に合うかわかりません。

もし間に合えば、是非ご購入ください。

たぶんその時だけ、サービス価格でお渡し出来るとおもいます。

ブログを見ていただいた特権です。
テーブル塗りなおし

テーブル塗りなおし

ずいぶんと、お客様をお待たせしてしまいましたが、お預かりしたテーブルの塗り直しです。

やはり他の方が作ったものに手を出すと、その方の気持ちがわかります。

このテーブルは、お客様から「なんか色が汚く感じる、使い込んでいるのに雰囲気が出てこない」というご相談でした。

私は理由はすぐにわかり、どう伝えるか悩みましたが、削って塗り直しさせて頂ければ奇麗にできますとお答えしました。


削った時に、お客様の使い方が悪くないと確信しました。

単純に最初から着色してあり、使い込んだ風に仕上げてあるものでした。

ただ、誤解して欲しくないので書きますが、このテーブルを作られた方は大変真面目です。

上手に木の色や木材の使い方をされてます。

作る側として気になる木質のバランスや流行もあり着色をされたのだと思います。

それが、15年後に結果的に木を活かすことができなかったのだと思います。

しかし無垢材の良いところは、削り直しが出来ます。

私がそれを引き継いで、今から15年後には本物のテーブルとして愛されるように仕上げておきます。