ブログ木の便り

2021年7月

濾過された1滴

濾過された1滴

漆和紙もあれから1週間たったようです。

テストにテストを重ね限界まで考え抜き、ひとまず出来上がった気はします。

没頭するような感覚は無く、通常の仕事を後回しにしている分、時間とお金が無くなっていく精神的にキツイ感覚でもあります。

作りながら先を考える(素材を活かしているか、形に意味があるのか、この素材が世に解りやすいか)事が多く、今までにない自我を無くしていく感覚でありました。

自分が作るのではなく、素材を無理なく変えていく。

かなり疲れた感じですが、残るは形にするだけです。
扇形展開図

扇形展開図

漆和紙で作りたい形の型を作ろうとしましたが、扇形の展開図が必要です。

学校で習った?のかなと思いながら......。

いや、ノーヒントでは私には解らず、ググりました。

ググっても意味分らん。

正直書ける人いるのかな?

アプリがあった...。私はこっちを選びます。
漆和紙 乾き待ち

漆和紙 乾き待ち

久しぶりに漆研ぎをしました。

漆和紙の構造に「無理じゃね?」と諦めが出てしまったのと、乾き待ち8時間あるので、答えのある作業に逃げました。

すごい簡単に感じました。

4枚が3時間で終わってしまったので別の作業に行きます。


漆和紙 テスト

漆和紙 テスト

素材の理解をし始め徐々に理想に近づいてきました。

出したい質感の感覚は掴んできましたが、次に作りたい構造でつまづいています。

もはや家具職人でも漆職人でもない、未知の世界に先が見えておりません。
久しぶりの削り

久しぶりの削り

最大の難関、漆室の発送と納品リストも終わり、楽しさしかありません。

気分も仕事も余裕が出来て、良い感じです。
回転漆室 発送

回転漆室 発送

ようやく発送出来ました。

サイズが大きく通常宅急便では受けてもらえず、大型便でもダメでしたが、何とか見つけオペレーターに問い合わせが出来ました。

内容は、中身は空にして下さい。代替は(一般的に手に入る物ですか?)出来ますか?など、通常に答えていては完全アウトでした。

私の中で、運ぶドライバーさんに直接聞いた方が良かったので、何とか申し込みだけ受けて頂き、当日ドライバーさんに願いました。


当日のドライバーさんがとても良い方で、難癖付ける事も無く、「大丈夫ですよ。運べますよ」と言われた時、本当にホッとしました。

最終的に私が奈良県まで運ぶ覚悟はしておりましたが、あとは無事に着くことを祈るばかりです。