ブログ木の便り

2021年6月

不要となった爪

不要となった爪

旋盤で、なんやかんや削り終わりクオリティーも上々の仕上がりに出来るようになったので、一気に仕上げてしまいました。


翌日に妻から中国経由でなんか届いてるよ、と言われ...。

すでに必要のないパーツが届きました。

機械も片付けて、封を開ける事も無いパーツに、見つけた時の喜びと現在の不要物の存在に、凄い温度差を感じます。

もれなく一週間後に同じような不要のパーツが届く予定です...。
旋盤 爪

旋盤 爪

削る時に強く刃物が入ってしまうと、固定している爪が耐えきれず外れたりぶれてしまいました。

所詮は手作りの旋盤なので諦めかけていましたが、反対側のセンターピンのネジが緩んでいて、吹っ飛びそうになっていました。

20個以上もやっていると、うっかりミスが出てきます。
手作り旋盤2

手作り旋盤2

削った本体は仕上がり上々でしたが、回転数をマックスに上げるとボルトで作った爪が曲がりました。

鉄なのに弱いな...。

まあ使われている鉄の密度もカスカスなので、鋭くするとフニャフニャになりますし、鈍角にすると木に食い込まなくなります。

Amazonさんで検索すると旋盤チャック用というミラクルな爪だけの部品が売っていました。

400円と600円タイプ違い。

あまりの嬉しさに意味も無く2つ購入。

中国からの輸入品で到着に時間が掛かりますが、完璧になる気がします。

楽しみです。


手作り旋盤

手作り旋盤

漆室に使う「つく棒」を30個ほど必要なのですが、持ちやすくするために中央を細くするために旋盤を作ってみました。

本当は、8万円くらいの旋盤を購入予定でしたが入荷未定という......。おそらくコロナ需要とアメリカからの輸入が滞っているような気がしました。

予想以上に使える。手ごたえありの旋盤になりました。

改良点としてドリルの精度が酷い(20年使っているから?

ドリル側の爪が弱い(ボルトを削ったから

他はうまく出来ていると思います。
布貼り

布貼り

全体に目摺りをしたら木地肌が出るまで余計なサビ漆を研ぎ落します。

なぜ?サビ漆と呼ばれるのかハッキリわかりませんが、輪島の職人さんが「乾いた時にサビ漆が黒色で乾けば合格」とおしゃっていました。

砥の粉と水と漆の配合が正しいと黒く乾きます。

経験として水を多くして、漆が少ないと赤く乾いてとても「もろい」です。

イメージだと鉄の錆び=赤なのですが、酸化被膜=黒と考えられます。

完全なるサビ漆は黒錆の色と私は意識してます。

そのサビ漆を研いで導管を埋めた所に麻布を糊漆で貼っております。

そのような作業を他の漆器にも私はしております。(21日ブログ中塗り)
斫り椀 目摺り

斫り椀 目摺り

木の導管を埋めるための作業です。

めすり、と呼ばれておりますが、

水で溶いた砥の粉を木に塗って、乾いたら布でこする様に摺り込むと導管が埋まります。

そのことから、木の導管を埋める事を目摺りと呼ばれたのだと思います。

ただし、私の場合や漆を本格的にやっている方は砥の粉を水で練り漆を加えた、サビ漆で目摺りをしています。

下地の大切さを知っていればの事です。