ブログ木の便り

2021年1月

贅沢な箸

贅沢な箸

展示会に向けて、順調に進んでおります。

漆関係は乾きの強度がありますので先に進めながら、午前中は漆、午後から木工と並行してます。

今回は展示スペースが広いので、大型の家具を見本として製作してます。

その他、畳スペースなどあると良いと思っておりますので、畳の舞台や和室に合した家具も製作予定です。


箸は国産ヒバ材に国産漆を塗った物になります。

値段以上の価値があり、いつも売り切れてしまいます。

そこから漆に興味を持って頂けたら幸い、とした商品です。
キッチン扉 リホーム2

キッチン扉 リホーム2

大変な出来事の中、作業として問題なく進めることが出来ました。

扉にゴールドの縁取りを入れて、取っ手の真鍮とバランスをとってみました。

全体的に品も出て綺麗に仕上がったと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

20日と23日と2回に分けてキッチン扉リホームとなりましたが、その間2日ほど空いた日に、デザイン学校の生徒さんの工房見学もかねて講師をして、正座椅子RINZAがLEXUS大阪福島店様に展示される事となり、超多忙なスケジュールでありました。

大きな仕事がまとまって終わりましたので、2月25日から始まる水戸京成百貨店様での展示会の準備に取り掛かります。

今回は1階メインホールになりますので、期待に応えれるよう準備したいと思います。
キッチン扉 リホーム

キッチン扉 リホーム

昨年から製作していた扉がようやく出来上がりましたので、取り付けに行きました。

本来なら、ある程度片付いているキッチンですが、タイミングが悪くお客様の娘さんが当日、産気づいた事でバタバタでありました。

そのままの状態で進めさせて頂きましたが、なんか申し訳ない気持ちでありました。
黒漆を作る

黒漆を作る

今年の大子漆をくろめて、朱合いにしましたので半分黒漆にしております。

昨年の大子漆も混ぜ状態をこれから見ていきます。

画像右の黄色い紙の上にありますのは、水酸化鉄を作った物です。

漆と化学反応させて黒漆にしますが、この水酸化鉄は酸化が秒で、進んでいきますので出来立てが重要かと思います。


今年のくろめは、色々考えた結果と経験より、かなり良い出来になったと思いますので、黒漆も上手く行くと思います。

漆を本気で考えている方、自分で漆を精製したい方は、ご相談ください。

漆を責任もって、最高の性能まで高めてあげたい日々です。
物から感じる事

物から感じる事

2年ほど前に大阪で展示会をした時に、なんとなく器を購入されたお客様からご連絡がありました。

体調を悪くされて、原因をよくよく調べてたら重金属を受け付けない体になってしまったそうです。

原因は重金属だけでは無いと思いますが、お客様が普段使われている器や漆器を「オーリングテスト」をしてみたところ、全部ダメで唯一相性が良かったのが、「私が製作した器だけ」だったそうです。

その事がお客様にとって「なぜ?」と言う事と「嬉しさで」再度ご連絡を頂きました。



いったん話を重金属に戻しますと、世の中にある発色の良いガラスや漆器、陶器、磁器などは、顔料に有害物質を使います。
科学的に申しますと、黒漆は生漆に鉄分を混ぜると化学反応で黒くなります。

それを効率良くするために水酸化鉄を現代では使います。昔は鉄粉と生漆を使っていました。
焼き物やガラスではコバルトブルー(コバルト)カドミウムレッド(カドミウム)など使用されています。

私の所では、自分で国産大子漆を精製して漆を責任もって使っております。

科学的に説明できる所もありますが、そこを通り越した「物から感じる事」は私が信じて追及してきた部分がございます。

そんな中、1人のお客様から「なぜ?」と言うこともあり、私が自信を持って相性が良い器と1度相性を見るため、7品ほどテストして頂く物として、お送りしました。

すると...全て合格とのお知らせがありました。

根本的な部分で、私は1000年以上続いている技法や伝統をベースに、現代から100年後に伝え残したい物を制作しております。

科学的に考える事と、人が人のために作る思い。

一言で申しますと、「分からないけど良い...」そこには、今の科学では証明しきれない理由がございます。





お盆 象嵌

お盆 象嵌

最終仕上げまで見えてきました。

象嵌は埋める事より、彫る方が大変です。

筋をかぎりなく真っすぐに、角を止める。

それだけの事ですが、失敗するとそのまま出ますので神経と集中力を使います。

今回は縁を付ける意味もありますので、平らではなく5ミリほど高く仕上げます。

想像以上に手間と技術が凝縮された、お盆です。