ブログ木の便り

2020年3月

銀継ぎとマグカップ

銀継ぎとマグカップ

イメージ通りに仕上がりました。

依頼されたお客様とは長い付き合いですので、遊びがある方が好みだと思い模様としても楽しめるようにしております。

銀の発色も金属感が出て透明ガラスによく合っていると思います。

マグカップは自分の中でやり切った感がありますので満足しております。

このような仕事が出来るのも、木工や漆室などをする、環境を整えたからだと思います。
銀継ぎ 続き

銀継ぎ 続き

割れた部分を接着し、銀箔を貼り付けました。

金でも銀でも、やる事は同じではありますが、今回は箔を使用しております。

本気で金継ぎをする時は、「まるふん」と言う、金の細かい粒を表面に蒔き、接着乾燥後、鯛牙、金属へら、などで金部分を磨きます。

手間はさほど掛かりませんが、まるふんは高価すぎるので要相談であります。


銀継ぎ

銀継ぎ

お客様からの依頼でありますが、ひとまず直れば良いとお聞きしまして、ご相談の結果、銀で修理する事といたしました。

本来、金継ぎは「直す価値がある物」と言う事で修理をし、毒などで変色するように金を器に使われたそうです。

色々、考え方はありますが、お客様にとって「直したい物」と受け取っております。
その後...

その後...

神社棚の銘を彫るのに、いつも使っている彫刻刀を無くしてしまい、お世話になっている「中屋平治」さんに行ってきました。

コラボした包丁の柄も好評で、綺麗に飾ってありました。

ちょうど、お客様に購入して頂いたコラボ包丁が研ぎで戻ってきているので、見せて頂いたところ、驚くほど綺麗に使ってありました。

包丁の柄は、過酷な状況下で使用されているはずなのですが、使って頂いている料理人の方から愛情を感じました。

とても嬉しく思い、今度お店に顔を出してみたくなりました。
神社 記帳棚

神社 記帳棚

神社に使って頂く棚が出来ましたので、義理の父に確認して頂きました。

父から棚に私の名前を入れるようにと言われましたが、お断りしました。

私の名前を入れる理由としまして、「参拝者の方や棚を見た人への宣伝になるから」と言われ、余計に入れたくない気持ちになりました。

それでも帰り際に父が、「名前を入れるように頼んだからね!」と半ば強制的に言って帰りました。

......。

そもそも無償で制作した私には、この棚には損得の感情はございません。

それでも父の思いを考えますと、子を思う親心でもあるのかと。

それでも納得は出来ませんでしたが、神社に物を納める時は、寄付ではなく奉納と知りました。

その事を知った時に、「製作者には責任があり、納めさせて頂く物だと」感じましたので、銘を入れさせて頂きました。


神社棚 塗装

神社棚 塗装

義理の父が、地元神社の総代をしておりまして、父から神社の棚が古くなり、グラグラしているので作ってくれないかとの事でした。

神社としての予算を棚に使うのは、地元の有権者や関係者の許可が必要で、そこから出そうとすると、なんやかんや大変であり一存では決めれない事であります。(私も町内会町をしたときに苦い経験がございます)

なので、義理の父から自腹を切るから制作してくれないかとの事で、さすがに父からお金を頂く事は出来ませんので、無償で製作する事といたしました。

無償とはいえ、何十年も使う物でもありますし、参拝者の方に失礼な事にならないよう、本気で製作しております。