ブログ木の便り

2020年1月

レッジェーラ塗装前

レッジェーラ塗装前

いよいよ完成間近となりました。

塗装をして和紙座布団を合わせて完成となります。



3、4日前から見積もり依頼と、打ち合わせが重なり遅れてしまいました。

精一杯お見積りや打ち合わせを応えたつもりでしたが、金額でキャンセルとなったようです。

キャンセルなのかは決定では無いですが、先方から連絡が無いのはそうなんだと受け止めております。

しかしながら、キャンセルであっても一言、ご連絡があると嬉しいものです。

出来る限り先を見た仕事をしておりますと、そう強く感じてしまうようです。
最も難しい

最も難しい

角度、厚み、しなり、など出来る限りの技術をここに入れております。

レッジェーラの椅子座面になります。

このパーツが脚と背もたれに合わされば、完成となります。
レッジェーラ途中

レッジェーラ途中

オーダーで作っております椅子の座面の桟になります。

この椅子は木の「しなり」を生かして座面にクッション性を出しております。

何度も経験をしてきましたので、厚みも木の性質や杢目によって変えております。


折れませんか?と言うご質問がよくありますが、折れません。

当たり前ではありますが、折れるような座面は使いません。

経験と材木の性質を理解した上で、現在ではさらに追及した椅子になっております。
オーダーレッジェーラ

オーダーレッジェーラ

1人のお客様のために作らせて頂いております。

手前にあります、角材がフレームの全ての材料になります。


今回のお客様のご希望を取り入れまして、座面を通常より3cm低くし、背の角度を+3度傾け、背のアールを2㎝深くいたします。

私が採寸させて頂き、そこからお客様の体形や、座り方の癖、どのようにお使いになる、などご要望を取り入れて、製作いたしております。


これ以上無い、使う方にとって最高の椅子に仕上げさせて頂きます。
眼鏡ケース 追加

眼鏡ケース 追加

眼鏡屋さんから、好評につき追加で製作しております。

さらに進化しており内側のシート地を厚みのあるフワフワの物にいたしました。

箱そのものは、製作は簡単なのですが、シートを貼るのに苦戦いたしました。

組み立てる前に、あらかじめ貼りますので接着剤がはみ出ますと、ホゾの厚みが変わってしまい木が入らなくなり、逆に接着剤が少なかったり、しっかりと貼れていないと剥がれてしまいます。

前回はセーム皮を使ったり、塗装もウレタンを使いましたが、今回はふわふわシートと独自に開発した塗装法で仕上げました。

この塗装法は、私にとって秘伝になるかもしれない、理想的な仕上がりとなりました。


組みひも 時計バンド

組みひも 時計バンド

LEXUS匠で知り合いになりました、松島組み紐さんへ、時計バンドのオーダーをいたしました。

母のプレゼントとして製作して頂きました。

母から赤い色が良いと要望を聞いていましたので、自分のイメージを合わせてワインレッドをベースにシルバーの菱模様を入れてほしいと、松島さんの方へお伝えして、出来上がりました。

松島さんの方でも工夫をして頂き、裏面は汗や水に強いポリエステルの紐で組み、シルバーは劣化が早いため白の絹糸で仕上げて下さいました。

古典模様でもありピッチの大きい菱は、下に行くほど狭くなるように指定して、規則的でもありますがリズムよく仕上がったと満足しております。

自分のイメージが技術者の知識と技が、形になった時こんなにも楽しい物だと改めて思いました。

金額はそれなりにいたしましたが、母も喜んで貰えると思います。