ブログ木の便り

2018年10月

糊漆で和紙を貼る

糊漆で和紙を貼る

木地固め、した茶托に和紙を貼ります。

この時に難しいのが、糊の水分と漆の配合です。

水分が多いと和紙が伸びてしまい、乾く時に

縮んで弱くなり糊成分も薄くなり剥がれの原因にも

なります。

逆に濃いと貼りずらく、木地と和紙の間に溜まってしまうと

浮いてしまったり、和紙にズレといいますか、表面張力のように

木地にピタッと張り付きません。

毎回、微妙に配合を変えながら、使う和紙と木地の状態、気温によって

変えております。

今回はサラッとした糊漆です。(説明になっていない)
茶托 木地固め

茶托 木地固め

茶托のご注文を頂きましたので、制作進めております。

先月の展示会で、展示していた漆和紙のお盆を小さくした

イメージであります。

材質は桐の木で木地を作り、生漆でまず木の吸い込みや

表面を固めていきます。

色々方法はあるようですが、このやり方が一番良いと

思っております。

漆の仕事は、下地が見えなくなってしまいますので

残念ではありますが、こだわりを追求しますと結果的に

この方法になるかと思います。
包丁柄 各種 完成

包丁柄 各種 完成

今回は、色、艶は上手くできたと思います。

やはり気になるのが、木目が出なかったことです。

材料の段階で、ハッキリと出ていなかった事も

ありますが......。

自分の中では反省しております。

ダメだったら作り直します。

時間だけ下さい。
アルミ玉

アルミ玉

アルミホイルを丸めて、金づちで叩くと出来るそうです。

YouTubeを息子と見ていて、やりたくなりました。

姿が職人ぽかったので、素敵でしたが、

それとは真逆に金づちの跡が消えないと泣きながら

息子がやっており、こうやるんだよって私が手を出し、

私に叱られながら(教えてるつもり)泣きながら続けていました。


出来ないでは終わらせない。出来なくてもやる。

仕上がりはともかく、よく頑張りました。

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私には師匠と言う方がおらず独自でやってきました。

人に伝えるとは、難しいです。
漆室での乾燥

漆室での乾燥

温度設定も湿度も上手く行き、理想通り乾燥しました。

思ったより木目が出なかったので、反省しております。

原因は磨き過ぎだと思います。

ただ綺麗に仕上げるだけではなく、木目の輝きと

仕上がりの美しさの、両方を今後は意識して

漆に取り掛かります。

この、拭き漆を6~7回繰り返します。
包丁柄 漆を塗ります

包丁柄 漆を塗ります

ようやく漆の段階まで来ました。

塗って乾かすまで時間が掛かるのと、

持ち手が無いので、屋台で売っているような

感じで、作業します。

季節も肌寒くなり、空気も乾燥しているので

漆が乾きにくいですが、漆室の出番です。